赤い愉楽
愉楽の愛
「怜奈さん…すみませんでした」


怜奈は乱れた服を直し
鏡の前で身支度を整え始めた。



「もう僕の顔なんて見るのもいやでしょうが…」




怜奈は何もしゃべらない。


身支度を終え
立ち上がる後ろ姿に


奥田は意を決して言葉を紡ぐ。
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