濡れた体温ごと奪って


あ、そっか。


私昨日…翔ちゃんの胸で泣きながら寝てしまったんだ…。


だから翔ちゃんは私を寝室へ連れて来てくれて寝かせてくれたついでに、自分も寝たんだ。


こうやって誰かと寝るなんて…何年振りだろうか。


どこか心地良い。


翔ちゃんの腕の中は温かくて本当に安心する。


もう少しこのままでいいよね。


少し緊張するけど、翔ちゃんの胸に額を当てて鼓動を感じながら瞳を閉じる。


翔ちゃん…私の好きは…前よりもっともっと…深くなって行くばかりだよ…。



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