シャーペンと君とあたし

突き進むしかないんだ





誰1人として諦めることなく

最後の最後まで、バトンを繋ぎ続けた。


だけど、孝太が転んでしまった距離を
全て埋めることは出来なくて



─…8チーム中5位という結果に終わった。









「居ないなぁ…」



さっきから探し歩いてるんだけど
孝太の姿が見つからない。


責任感じてなきゃいーけど。





「孝太がコケたのは痛かったよなぁ…」

「だよなぁ?あそこでコケなきゃな〜。」



そんなクラスメイトの声が耳を掠めた。



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