シャーペンと君とあたし



コイツら何言ってんの?

ムカつくんだけど。



…早く行こっ!



横目で睨みつけてから、

彼等の前を足早に通り過ぎようとする。





「古賀くんが居なかったら

あたし達のクラス勝ててたんじゃない?」




パシーィンッ!



大きな音を響かせながら

あたしの平手が、彼女の頬をとらえた。




「ちょっと!何すんのよ?!」


彼女は、頬を手で押さえて
キッと鋭い睨みを利かしてくる。



…何その目?

自分が言ったこと分かってんの?


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