紳士的なLady
理性パルランド ○玲佳○
……何やってたんだろ、俺。
そう思いながら、隣でべらべらと喋る壮貴を見る。
「聞いてんのかよ。玲佳」
2人になった途端、俺を名前で呼ぶ。
「いや」
ここで嘘を吐いても仕方が無い。
「だろうな。玲佳のことだし」
なら聞くな。
心の中で突っ込んでみるものの、何だか虚しくて止めた。
何で俺、告ったりなんかしたんだろう。