生徒会で、ヒミツの恋愛しちゃいました。
ヒミツの恋愛しちゃいました。



二限目の授業の終わりを知らせるチャイムが鳴り響く。




「先生、今日は広瀬学は登校していますか?」



「それが今日は欠席なんだよな。で、どうした?何かあったのか?」



「いえ、少し彼に話がありまして。では、失礼しました」




職員室で広瀬君の担任…つまりあたしのクラスの担任と話を終えた瑞兄が、静かに昇降口へと近付いてくる。


靴を履いて待機しているあたし達の姿を見て、瑞兄はゆっくりと首を横に振った。




「やっぱり俺達の推測通り、広瀬学は学校には来ていないらしい。生徒会メンバー全員の特別休暇の許可も取れたから、今から自宅に乗り込むぞ」




瑞兄が靴を履き終えた所で、あたし達は広瀬君の自宅へと出発した。


今日も晴天で、太陽はしっかりと生徒会メンバーを照らしていてくれる。太陽の存在が、自信に繋がっていく。



小杉春流、待ってて。

必ずアナタを救ってみせるから。




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