no drug no future
8章 希望と進展
こうして夏も終わったが、私たちはどうしても受け入れることができなかった。

そんな想いでいっぱいの皆は一緒に暮らせたら、どんなに楽しいかという話が盛り上がった。

Row君は事情があってその話には乗らなかったけど、私と癒真くんと敬ちゃんは本気で実行しようとしていた。

三人で色々な物件をみて、お金を頑張って作った。

癒真くんは家族に曲作りをする為にPCが必要と嘘ついた。

敬ちゃんは謎。

私はキャバクラに借金していて、払わずにいると厄介なことになると親に嘘をついた。

それぞれ15万くらい用意できて敷金と礼金はなんとかなった。

後は私たちのお城をみつけるだけ。


私たちはこれからの楽しそうな毎日に舞い上がっていた。

大好きなみんなと暮らせるなんて夢のまた夢のよう。

本当に心は幸せな気分で絶頂だった。

< 52 / 186 >

この作品をシェア

pagetop