オレンジ日和
オレンジの少年
〜優護〜


「うわっ…もう日暮れそうじゃん」


遊びに夢中になっていた俺は帰りのチャイムが鳴っているのに気づかずにかなり遅い時間まで遊んでしまっていた


「早く帰らないと母さんに怒られる…」


慌てて気づいて走って帰るがもう怒られるのは目に見えているので何て謝ろうかと考えながら走っていると


「……?」


ふといつも遊びに来る公園の前でたちどまった


なぜなら、ブランコの所に知らない女の子が1人でいたからだ



「帰らないの?」


なぜだかわからない

いつもならそのまま見過ごすことけどその時は気がついたら話しかけていた


「もう遅いよ?早く帰らないと…」


危ないよ と言いかけたが言葉がそこでつまった


キレイだと思ったからだ

まだ小学生な俺で彼女もまた小学生だと思うけど


小学生の俺でもわかる


彼女は可愛いと言うよりもキレイと言うほうがしっくりとくるほどだったから



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