美しい花−先生と甘い関係−【下】
しばらくしてソファーのところに戻ってきた祥介さんは、ダウンを着ていた。





「出かけるの?」


「ああ、ちょっとダチに呼ばれてな。行ってくるわ」


「うん、そのまま実家にも帰るの?」





祥介さんは今夜は実家に帰るって言っていた。


お正月だから顔出して、ご飯を食べるだけだと言ってたけど。


あたしも誘ってくれたけど、ケイくんをほってはいけないし、連れていく事もできない。


それにまだ祥介さんのご両親には会えない。





「あー、分かんねぇな。また連絡する」


「はい。気をつけてね」




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