。゚+蜜月+゚。
永久の想い



・・・・・・。




掠れる視界、つんと鼻にくる香り。




・・・!




頭が今までのことを思い出した。



逃げなきゃ・・・!




身体を起こそうとするミリア。




身体はぴくりとも動かない。




ど・・・うして・・・・。




「意識が戻った・・・?そんなはずは・・・・」




紫の目をした妖魔がミリアを覗き込む。




「・・・ゃっ・・・」




紫の色の目をした妖魔は少し笑う。




「まぁいい・・・お前のことを覚えている妖魔はいない。記憶を消してきた」




「・・・・ぇ・・・・・・」




そんな・・・・・。




ミリアは身体の中が震えた気がした。




「お前はこれから死ぬ、残念だな?」



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