最強彼氏と最強彼女
募る想い

出会い

枯れ葉になり始めた桜の木が立ち並ぶ道を通り抜け、校門をくぐる。
ここが今日からあたしが通う学校。星蘭学園(せいらんがくえん)。


夏休み中にここを訪れた時、あたしのクラスは2-Aだと聞いていけど職員室に寄るよう言われていたので、靴を履き替えると職員室に向かった。


「失礼します。島中先生いらっしゃいますか?」


扉を開き担任呼んだ。


「おー。石山か。ちょっと待っててくれ。」


新しい担任の島中先生は30代前半ぐらいの男性。とても親しみやすいような雰囲気を醸しだしている。



「お待たせ。じゃあ行こっか。」

「はい。」


数分待たされたあたしは、島中先生と一緒に職員室を後にした。




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