黒の世界

敬語の奏

「お、おはよう」



「…あぁ」



いつも朝起きたら既に隣の部屋にいるソウキが、今日はまだここにいる。



「…顔赤いぞ」



「そ…そうかな?私、か、顔洗ってくる」



明らかに同様している私に口角を上げたソウキを放っておいて洗面台へ向かった。


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