濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


「紗耶。おやすみ」


「おやすみなさい」




翔ちゃんは私の体を包み込む様に抱きしめると、優しく頭を撫でながら瞳を閉じる。


どうしてだろう、下着姿のまま体が密着しているのに恥ずかしさよりもホッとしてる。


翔ちゃんの逞しい胸板は凄く落ち着けて、安心する。


ありがとう翔ちゃん。


今日はできなかったけど、近い内今度こそできるといいな。


おやすみ。


翔ちゃん。



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