もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】



「そうだよな・・。
付き合い始めたばっかりの彼女に、こんなこと言うなんて。
オレ、相当重いよな」




次の瞬間、藤澤光の顔に、軽い諦めの表情がよぎり、




「ごめん・・・。
忘れて・・・」



ばさっと…
頭から布団をかぶって、横を向いた光に、あたしはかける言葉もなかった。







だって――…


あたしが命をかけて、この身体を守ってしまったら。


あたしは、光の心に、また傷をつける。





あたしは、どうしたら。


どうしたら、光を裏切らないでいられるの?


ねぇ・・・。






どうしたら、光を愛し続けられるの?





どうしたら、光に愛し続けてもらえるの?



< 177 / 708 >

この作品をシェア

pagetop