もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
教科書をうちわ代わりにバタバタさせ……。


生ぬるい風を揺らす。




「あの子だって、光に会いたくないと思うよ?
学校だって、辞めたんじゃねぇ?」



机に座り、椅子に足をかけ、天井を仰ぐ。



「どんな関係かよくわからないけど。
あの金髪ライオン男、かなりヤバそうだったし。
もう、関わらないほうがいいって」

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