時を超えた恋 - 新撰組と毒舌最強少女 -【完】





―――スッパーン!



沖「おっはよーございま……って、ぁぁあああ!
土方さん、なに瑠偉さんを泣かしてるんですか!」




土「ちっげーよ!」




ギャアギャアと騒ぎ出した2人。





ちょっとー…
私、結構シリアスな気分だったんだけどー…





そんなコトを思っていると

ガシッと沖田さんに手を握られた。





沖「瑠偉さん大丈夫ですか!?何されたんですか!接吻とかされてないですよね!?」


瑠『は?いや…なにもされてないですよ。』




私がそう言うとホッとする沖田さん。



そして私を見て





沖「土方さんには気をつけてください。土方さんは変態ですから。
襲われそうになったら“この下半身野郎”と叫んで逃げてください。」




真剣な顔でそう言った。







瑠『真顔で変なこといわないでください。』



てか、下半身野郎って……下半身野郎って……






私は土方を
冷めた目でジトーッと見る。





土「っな、なんだよ。」




瑠『別に、“下半身野郎”なんて呼ばれるくらい変態なんだな、って思っただけ。』




土「俺は変態じゃねぇぇええ!」







土方の叫び声が屯所内に響いた。





*******



隊士「あの悲痛な叫び声で俺ら、起きたよな。」



隊士「超ビックリだったよね。内容が内容なだけに。」






(後日談)





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