拘束お姫様 *番外編開始
♯ 2
( ねぇ、シンデレラ。 気分はどう? )
―――止めて。
( あら、痛くて声も出ない? でも、無様な姿 似合っているわよ )
―――もう、止めて。
( お前はこの印によって、一生縛られるんだから )
―――やだ、お願い。 やめて。
「―――レラ」
やめて、
「――デレラ」
もう、お仕置きは イヤなの――!
「シンデレラ」
「―――ッ、」
はっきりと聞こえたその声に、彼女は目を覚ます。
そして傍に感じる、彼の存在。