冴えない僕とアイドルBOYS!
3~嘘だろ、イケメンくん。~


出番も終わり、もう着替えて帰るだけとなったCHAMPの控え室。


僕は、今までが嘘のようにメンバーと打ち解けていた。
今までメンバーのことを何と呼べば良いかわからなかったが、名前+くん、で呼べるほどになっていた。

相変わらずイケメン達は眩しくて、中の中である僕は囲まれると少し縮こまってしまうが、イケメン達も中身は普通の学生と知って気持ちも少し軽くなった。





「崎さーん。ちょっと体力消耗しちゃったから甘いの補給したい。
何か持ってない?チョコとか。」

「チョコ・・・は無いけど、ココアなら冷蔵庫に入ってましたよ」

「あ、飲みたい!」


メンバーも、軽く僕に接してくれるようになった。


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