木苺の棘

形見の面影

漣とは、月に、ニ・三度
逢えればいい方で、私は
相変わらず寂しい日々を
送っていた。

けれど逢えた時、貴方は瞳を
輝かせて、レコーディングが
順調に進んでいる様子や
楽曲の持つ雰囲気などを
私に伝えてくれる。

『こんな感じ・・・♪♪』

などと、少しだけサビを
歌って聞かせてくれたりもする

軽く、歌う・・・

その歌声さえも鳥肌が立つほど
の感動を、私に与えてくれる。

貴方は、すごい人・・・・・・

これからも、貴方の声を
たくさん、たくさん聞かせてね

その為なら、逢えない時間
ぐらい、どうって事無いよ。

どうってことない・・・
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