優しい嘘−最低な兄に恋して−【上】
「雪穂、今夜一緒に出かけるから支度してね」


「え?うん、どこいくの?」





ママは人気脚本家だからお金はいっぱいある。



だから、よくふたりで外食したり旅行したりしていた。



夜になり、ホテルへとママとふたりで行くと知らない男性が先に席に座っていた。






「お待たせしました。娘の雪穂です」





えっ?だれ?

ふたりじゃなかったの?

ママったら、そう言う事は先に言っておいてよね。





< 8 / 361 >

この作品をシェア

pagetop