ナンパ男との恋 1巻
「いち、に、さん、よん・・・
ごぉ・・・
この携帯が壊れてるとか・・」


んー・・・完全な重症。


携帯と にらめっこしつつ
携帯が壊れてるんじゃないかと疑い
自宅の電話から 自分の携帯にかけたり・・・
電波が届かなくて 留守電になってたりした可能性を考え
留守番電話が入ってないか
チェックしたり・・・


でも、携帯は 完璧に正常。
留守電も 0件・・・


こう現実を見ると

自分が哀れになってくる。


苦しくて、不安だらけで
泣きそうになるし・・・・


悲劇のヒロインになりきってしまう自分がいるし・・・





仕事してるのかな・・・

何歳なのかな・・・・

今頃 何してんだろう・・・


頭の中は
輝樹ワールドだ。

こんなに想ってたら
テレパシーで通じないものなのかと
変な方向に考えてしまう。

早く連絡がきますように・・・

普段は神様なんて信じてもいないのに
部屋の隅で
神頼みしてる自分は
追い詰められてる証拠だ・・・








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