リア恋は蜜の味










名雲歌波、17歳の高2。



あたしは明日、
転入生として新しい春を迎える。




始業式はもう終わってしまったみたいだし、



あたしは中途半端な時期に
あの高校に入るんだ。




「制服...どこだっけ」





午後10時、

あたしはベッドから起き上がって


明日の用意をしようと
制服を探した。






「お母さーん!制服どこー?!」






2階にあるあたしの部屋から
お母さんを呼んだら、



階段を駆け上る音が聞こえて、






あたしの部屋をノックもせずに入ってきた。









< 2 / 97 >

この作品をシェア

pagetop