白虎連合Ⅳ

告白

｢好きです!!!付き合って下さい!!!｣


｢いやいや、｣


｢体育祭でスッゴい惚れたんです!!!だから、あの!!!｣


｢ちょ、聞いてる？｣







グイグイ近付く男の子を逆にグイグイ押して溜め息。

近いって、だから。

だから近いって。





ちなみに私がいる場所は学校の校舎裏。

俗に云う告白ポイント。




で、今その告白をされてるわけなんだけれども。








｢俺は本気やねん!!!｣


｢だからごめんって｣


｢お願いお願いお願い!!!｣


｢あーもう!!!しつこい!!!｣


｢あいだっ!!!｣







校舎裏に響く鈍い音と男の子の声。

暫くして、そこから出てきたのは怒りマークをつけた私で。





なんなん一体。

何回目やっつーの。









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