優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
「それは大雅がいいと言えばいいって事なのね?」


「…………はい」


「それなら後は大雅と話すしかないわね」





ケイコさんはローズの香りを残して帰っていった。


また辛い日々が始まってしまうのかな?



あたしが嫌だって言ってたらどうなってた?


言えないくせに考えても無駄か。




嫌だ…嫌だ…嫌だ…。



でも、好きだよ…。






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