優しい嘘−最低な男を愛して−【下】
リビングへ入って行き、大雅の座るソファーを通り越して自分の部屋へ入ろうとした。






「雪穂、ちょっと座れ」


「なに?着替えてくるから後にして」


「いいから座れ」





怒ったような怖い声で言う大雅。


あたしは従って、大雅の前のソファー座る事にした。





「どうしたの?怒っ…………見たの?」





テーブルの上にはあたしが隠していたものが置かれていた。





< 8 / 265 >

この作品をシェア

pagetop