Love Slave
地味すぎる日常
「アイツ、キモい。っていうか地味で付き合うなんてありえないし」




たまたま偶然聞いてしまった私への悪口。ストレートな罵詈雑言なのに、不思議と傷ついてない。悔しいけれども、私自身が認めてしまっているのだと思う。



私、早乙女もとかは自他認める地味すぎる女の子。周りの子たちが校則違反に髪を染めている中、私だけ市松人形みたいに真っ黒。しかも、長い髪でボサボサヘアー。
伸ばしている理由は特にない。切る気も起きない。


スカートも中学校3年間、長いまま。これも面倒臭くてそのまま。ミニスカなんて履いたら、学校中が大騒ぎしてしまうのでは? と思うくらい。


極めつけはやたらと厚い眼鏡。近視と遠視のせいで、常に眼鏡をかけてないと日常生活に負担がかかる。


基本無関心で無趣味。だから友達もいない。クラスでは風船そのもので常に浮いている存在。


そんな私の通称は『地味子』。当然と言っちゃあ当然。


学校はいつも退屈。ただ、学生はひたすら勉強しろと仕方なく通っている。
義務教育って本当にウザい。








どの学校もみんな同じ、何も変わらない。
この時の私はそう思っていたんだ。




< 1 / 281 >

この作品をシェア

pagetop