超イケメン☆ホストクラブ
「別に……そういうんじゃないけど」

と、目をそらした。

「ふぅーん……じゃあ、ホントのこと言っても問題ないよな。

はっきり言って、俺ってモテるから」

グラスに残っていたバーボンを飲み干して、

「だいたい、こんなにイイ男を、女がほっとくわけないだろ?」

と、銀河がグッと顔を近づけた。

まつげの長い妖しげな紫の瞳が迫る。

「……そう。よかったわね…」

私は投げやりに言って、顔をそむけた。

少しでもこんな男にドキドキしたことが許せなかった。
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