超イケメン☆ホストクラブ
「知ってるも何も、今めちゃくちゃ話題になってるから」

「嘘……」

あのふざけたような名前からして、たちの悪いいたずらか冗談だろうと、勝手に決め込んでいた。

「理沙こそ、知ってるような口ぶりだけど? そのお店、有名なんだって。

名前の通りに超イケメンぞろいのホストクラブなんだけど、そこのホストに選ばれたお客しか、お店には行けないんだって。

ねぇ、すごくない?」

「う、うん……」

花梨の話を聞き流しながら、信じられないと私は思っていた。

あの超イケメン☆ホストクラブが実在して、しかも有名だったなんて、私にはどう考えても信じられなかった……。
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