愛しいわがまま。



―――――――…………



――――――……






「凌ちゃん今から行くの?」

「うん」


翌日、学校では遥と会うこともなくいつも通りに1日を過ごした。

そして、今から遊輝に会いに行こうとしている訳だ。


「じゃ、また明日ね愛那」


「うん!凌ちゃん……頑張ってね」


「?うん」


妙に丁寧に見送られ、遊輝との約束通り駅近くの喫茶店に向かった。




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