月光~moon light~
組織



「・・・・・」



目の前には

見覚えのある天井。


現実に引き戻され、悲しくなった。




「二度も倒れるなんてな」



横から声がし、

目をやるとさっきの男がいる。




あー。

やっぱり夢じゃなかったのか。




状況はさっきと何も変わってない。




でも、



あたしに“諦め”の感情が芽生えだしていた。





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