私は先生のお嫁さん

南君は旦那様

「じゃあ、千里の合格&お誕生日を祝って…。

おめでとう!」


「ありがとう―♪」

「本当。千里、よく頑張ったな。」

「南く…うわぁーん!」

南君におめでとうと言われ、言い終わる前に私は泣きながら南君の胸の中へ飛び込んだ。

しばらくしてやっと自分の今の状態を理解して…

「ご、ごめ…!」

急いで離れようとしたときだった。

力強く南君に抱きしめ返された。


「離れんなよ…!

好きだ……千里…ッ!
ずっと…ずっと好きだった。
お前だけがずっと好きなんだ。

俺と、付き合ってほしい。」


嘘…南君が私を、好き?

と、いうか…
パパとママの前で告白―!?


私は顔を真っ赤にさせて口をパクパクさせていると
ママの声が聞こえた。

「キャー、よかったわねぇ。

あ、でもダメよ!二人とも!」


え……!?
なん、で………?

パパもなんで黙ってるの…?


「あの…なぜですか?」


「だってあなたたち、婚約者同士だもの♪」

そうママが言って、パパが引き出しから婚姻届を出してきた。

しかも…記入済みのやつ。

一体いつ、どうやって私たちにまで書かせたのだろうか…。


「え!?どういう…」

「…ハハッ、そういうことだったのか(笑)!

父さんと母さんが言っていた俺の婚約者って…

千里のことだったのか」

「「ピンポ―ン♪」」

「父さん!母さん!」

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