知らなかった僕の顔
「それにしても僕たち、外に出なさすぎだよね」

「そうかも」

「ていうか森若ちゃんは、僕に付き合って部屋に居てくれてるんだよね」

「私、もともとインドアだから」

「うーん、それにしてもな…」


僕は窓から、暮れかけた夕日を眺めた。


「お風呂行こうか?健康ランドに行って、さっぱりしてこない?」


森若ちゃんは、目を輝かせて僕の意見に賛成した。


彼女が本当はインドアでないことを知っている僕は、彼女を喜ばせることができて嬉しかった。


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