会長の看病
高い熱
「いいぞ・・・本当に」

「いいの!心配だし・・・」

「すまない・・・」

「あっ!美咲ちゃん、今度サービスしてねv」

「サービスって何だよ?」


首を傾げながら言う美咲に、碓氷はこう言った・・・


「えー、例えばキスとかキスとかキスとか・・・」

「はぁ!!お前、何言っているんだよ!!まぁ、考えておくよ・・・」

「ありがとう」


ニコッと笑ってお礼を言う碓氷。


「あー、寒い・・・熱、高いのか?」

「そういえば、体温測っていなかったね」


碓氷が体温計をだした。


「測るから、貸してくれ」

「いいよ、俺が測るよ」

「いいから!早く貸せ!!」

「仕方ないな・・・」


数分後、体温計が鳴った。美咲は碓氷に体温計を渡した。


「何度だった・・・?」

「38.2℃・・・」


予想以上に熱が高くて、2人ともびっくりした。


「ちゃんとしたとこで、寝ないとね」

「そうだな・・・」


碓氷は美咲をお姫様だっこをし、ベットに寝かし、布団を掛けた。


「寒くない?」

「寒い・・・」

「じゃあ、温めてあげないとね」


碓氷が布団に入り、美咲を抱きしめた。


「ちょ、ちょっと!!」

「寒いんでしょ?」

「そうだけど・・・うつるぞ?」

「うつってもいいよ」

碓氷はそう言い、美咲の頭を撫でた。


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