先生は旦那様
第2章 危険な誘惑

【月人side】

ひかりを家に呼び出した。


『久しぶり。』


『久しぶりじゃねぇよ。お前親父に何言ったんだよ。』


『お兄ちゃんは自分のクラスの子と付き合ってるって。』


『お前バカじゃねぇの。そんなこと言ったらやばいに決まってんじゃん。』


『だってお父さんがお兄ちゃんにお見合いさせようとしてたから。』


『そんなの断らればいいだけだろ。』


『静おばさんの紹介だけど断れるの?』


静おばさんとは幼い頃、母親を亡くし親父は毎日残業でよく家に来てはご飯を作ってくれた母の妹。


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