One Love〜僕の妹はお嫁さん
無駄使いはダメです…
ある日の休日

メイドの中村さんが、用事で居ないから、久しぶりの買い物です。
お兄ちゃんとも久しぶりですね。

あ?そうだな。
俺が買う物間違えてから以来ずっと行ってないな…
まあ、たまたま商店街の入り口で言葉に会ったから成り行きで付き合ってるが、たまには良いもんだな。

はい。私も久しぶりにお兄ちゃんと二人で買い物にこれたのがすごく嬉しいです。

そっか。んで、今日は何を買うんだ?

えっと…今日は少し冷えこんでますので、お鍋にしようと思ってます。

お、良いね~。
んじゃ、蟹鍋が良いかな?

蟹ですね。蟹はお兄ちゃんの大好物ですもんね!

あぁ。あ、どうせならこのカード使うか。

あ、それは…

そう。じいちゃんがくれた
ブラックカード。

魚屋にて。

すまんせーん?

へぃらっしゃい!

ブラックカード使えますか?

他の客が一斉に潤に視線を集める。

ブラックカードですかい?
兄ちゃん、大人なめたらいかんよ。使えねえことぁねえがな。

潤は、自慢気にブラックカードを見せる。

これで、良いかな?

ちょっと拝見…
なに?本物じゃねえか?

それ、じいちゃんのなんだ。
まあ、あんまり使いたくないけど、遺言だし…まあたまには贅沢しようかな?っさ。

そうでしたか。
今日は、何を?

蟹。飛びっきり美味いやつ!

あいよ!
じゃあ、この最高級毛蟹一杯2350円でどうだい?今朝とれたばかりで新鮮だよ!

よし!全部貰った!
あと、黒アワビも全部頂いちゃおうかな?

お、兄ちゃん太っ腹だね~
よし、この伊勢海老二匹はサービスで付けるよ。持ってけ!

お、さすが魚屋のおっちゃん!
よっ、男前!!

よっしゃ!このフグも持ってけ!

やった!サンキュー!
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