溺愛プリンス
*DESTINY*

prologue





――――きっと。


どこの学校にも王子様みたいな存在の男子って、いると思う。




まわりは、いつもたくさんの人で溢れてて。
笑顔が絶えなくて、華やかで。



毎日が幸せで充実してるんだろうな……。





そんな世界はもちろん無縁。

関わりたいとも思わないし
わたしは一生平穏に生きて行く。



そう思っていた。




あの日、瑠璃色の瞳に捕まるまでは……。






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