好きです。 ~春~

HR合宿~流れ星~


From 美紀


「あのさ…


 とにかく早くいかね?」

「うん。

 ごめん…


 じゃ、行こか」

 
 圭太に催促され零から離れて手を繋いで森の方へと歩く


「ねえ。


 今からどこ行くの?」

「星の良く見える所だよ♪

 今日は良く晴れて星がいっぱい見えるって言ってたから。


 
 零ちゃんはタイミングが良かったね♪」

「ホント危なかった。

 もうちょっとでペンションで1人だったからね。


 皆と騒げば良かったのに…」


「そんなこと言ってるけど。

 本当は真樹ちゃんも嬉しい癖に~」


 肘で軽く突く

 真樹は赤い顔して顔を反らす


 本当はあたしと同じくらい嬉しかったんだよね


「ついでに今日は運がいいと流れ星(流星)も見れるかもってさ♪」

「本当?美紀!!」


「うん!!

 でも、運がいいとだけどね」

「お前らは見れね~よ」

 
 べ~と舌を出してこっちを見てる

「何だと?!」

 
 食いつくなよ、真樹…
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