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(side龍騎)




俺は、走っていた。


もう茜色に染まりつつある空の下で、ひとりの少女を捜しながら。





「くそっ…。鈴。アイツどこに行きやがった。」



俺が捜しているのは

最近、懐いてきたと思ったら
急に突き放してきやがった猫みたいに気まぐれな、それでも愛しい奴。




ソイツを捜していると、ふと視界に入ったのは小さな公園。


こんなところには居ないだろう。

そう思いながらも公園に行ってみた。




その公園には、ひとりの男がブランコに座っていて、その隣のブランコもまた揺れていた。


おそらく、先程までこの男の他に誰かが居たのだろう。





「ワリィけど……ちょっと聞いていいか?」


俺はその男に声をかけた。



「学ランを着た、女顔の男、見なかったか?背はめっちゃ低いんだが……。」


すると、男はバッと俺の方を向いて、



「それって……もしかして鈴ちゃんのコト!?」



そう言った。








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