Snow Princess ~雪の華~


日も完全に落ち、夕食の時間をとうに過ぎた頃に、マリンたちはようやく城に帰ってきた。


城の玄関ホールではラミアが顔を真っ青にして四人を迎えた。
ラミアはまっすぐにリリアに抱きつくと、足の力が抜けて崩れ落ちる。


「マリンさま! リリアっ! やっと帰ってきた!」

「ラミア! こんなところでどうしたのよ?」


今にも泣き出しそうなラミアを支えながらリリアはたずねた。


「うぅっ…王様が……みんなを連れてくようにって…書斎に…」

「何だと! マジかよぉ」


キーファとシーモアはうなだれ、リリアの顔は強張った。

だが一人、マリンはどこ吹く風。



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