「I Love You」をキミにー秘密のオフィスラブー
第3章

過去の涙


【茜side】


ねぇ…和利…。



あたし達の始まりが、違う形だったら…


あたし達は、もっと分かり合えることができたのかな…?



──────
───


「沙織…あのね…あたしと…早咲さん。うぅん…。和利は…セフレだったんだ…」



あたしの言葉に「えっ?」と言葉をなくして驚愕の視線を向ける沙織。


───だよね…。セフレだなんて…純粋な沙織には全く無縁の言葉だから…。


「きっかけは…ある暑い夏の日だったんだ…」


そう。たまたま閉店後の店内で残っているのがあたしと和利だけになったあの日が全ての始まりだった…。




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