ごく当たり前の日常から
自宅
家に着くと、17時を過ぎていて…とっくに娘も帰って来ていた。


「ただいま〜…」

リビングへ向かうと、ソファに座っていた夏美が、立ち上がると私の傍へとやってきた。


「お母さんっ!何処に行ってたのさ…パート先から電話で、お母さんが来てないので、どうされましたか?って来たから、おばあちゃんが上手くごまかしてくれたみたいだよ。パート、サボって何処に行ってたの?心配してたんだよ?」


「ごめんなさい…」


「…お帰り、由紀乃…何か言えないことでもあるのかい?」


夏美と、お母さんが心配そうな表情で見つめるので、私は詳しく説明をすることにした。



「実はね……」


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