年下彼氏とシングルマザー
その後−まひるside−


『お母さん、雨好きなの?』


あれからもうすぐ三年がたとうとしていた。


愛理は、もうすぐ五歳になる。

八嶋は、申し訳ないことをしてすまなかったとメールを寄越して以来、一切家にくることもなかった。


出世街道まっしぐららしく、もう店舗回りもすることもなく、本社に引っ込んだようだ。


ハルイチとは、あれ以来連絡を取っていない。



< 247 / 256 >

この作品をシェア

pagetop