とある堕天使のモノガタリ ~INTROITUS~

その後




あれからレストランに3人で来たんだが…




「虎太郎くん!右京って学校でどんな感じなの!?」




どうもこの2人の波長が合うようで…




「右京モテるんですよ~

でも無自覚だから勘違いしてる女の子多いと思うんスよね~」




いやに意気投合してて…




「あ~分かる!
右京の笑顔、可愛いし…」




俺を無視してさっきっから…




「アレはヤバいっスよ!
今日もそれで俺説教したんスよ~

右京に悪い虫が付かないようにするのが…」




ーープチン!




「ちょ~~っと待て!!

お前ら何意気投合してんだよ!

完全に俺、アウェイじゃね~か!?」




我慢出来ず立ち上がる。




「「それがなにか?」」



「…」




2人のステレオ放送並みのハモりに、俺はガックリうなだれてたのだった。



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