鈍感あのコin男子校ッ?!
唯奈の恋?

 バンッ!


 部屋の扉を思いっきり閉めた。



「…龍っ、何であんなこと…」


 ぼぼっ!



 思い出すと、顔が熱くなる。



「何で…?

 あたし、何で顔が熱いの…?」


 
 何?
 この気持ちっ…



 

「そうだ、二葉に聞いてみようっ…」




 二葉[フタバ]ってのは、あたしの前の学校の友達。


 友達ってより、友達通り越して親友みたいな人。


 この学校に来る前まではあたしだってちゃんとした男女共学の学校に通ってた。



「携帯携帯っ…」


 あたしは二葉にメールした。



 To:二葉
 ────────────────

 二葉~!
 元気?
 
 あたしは何とか、
 やってるよ~♪

 ちょっと聞きたいこと
 あるんだけど…

 ────────────────


「送信っと…」


 今の時間なら、家にいるはず…


 って、あれ?


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