ナンパ男との恋 2巻
第九章 距離
扉を開けたと同時に
座っている輝樹と目が合った。

いきなり
この対面は
心の準備というものがついてない私にとって
体が固まってしまうのは無理もないわけで・・・

「入れば?」

「あ、うん・・・」

上がって、座ったのはいいけれど・・・







・・・・・・・・・





輝樹の方を見るけれど
テレビの画面に集中して
話しかけるタイミングというものが掴めない・・・・

意を決して

「あ、あの・・・・・・」

「あぁ?」

ようやく振り向いた。

と、思ったら
立ち上がって
部屋を出て行ってしまった・・・

私が 話してる途中で
普通 部屋出て行く!?

輝樹なら ありえるか・・・








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