ナンパ男との恋 2巻
第六章 慣れと傷
そんな日々を過ごす事
早一ヶ月。

いつも通りの
ヒマ~な土曜日・・・

美香はデートのようだし・・・
他の友達にも電話するけれど
彼氏と一緒にいるのー
という 言葉から始まり
のろけ話が延々と続く・・・

私だって
彼氏いるし・・・

と のろけ話を聞きながら
心の中で呟くけれど
休日に一人でいる私には
信憑性ゼロだろう・・・

電話を切り
ベッドに横たわりながら
ため息しかでてこない。


家にいても
まったくする事がない私は
携帯と財布を持ち
家を後にした。

向かった先は・・・・


カラオケボックス。


受付の男性とか、
他のお客さんとか
物珍しそうに 
私をジロジロ見るけれど
もう、何か
別に どう思われてもいい気分だ。

とりあえず
このモヤモヤした気分を
どうにかしたかった。

飲み物を頼み
店員さんがいなくなった所で
ようやく
私のストレス発散開始だ。

「何歌おうかな・・・
うわ、最近の曲 全然分かんない・・」

なんて 独り言を言ってる私は、
かなり独走している・・・




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