傷だらけのラブレター



こういう時、なんて答えたら良い?




好き、って言う?
嫌い、って言って、既にバレてる嘘をもう一度つく?




考えてるフリをしているけど、選択肢はあってないようなもの。



最初から、私のなかには1つしかなかった。






『…直也は、私じゃない人と幸せになった方がいいよ。』





―…さよならだよ、直也。



これでもう、嘘をつくことも、あなたと笑いあうこともない。




あなただって、そのつもりでしょ?





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