猛獣に射抜かれる様な愛
十四、失いかけて気付く恋


――――――
――――
――



「…い…おい!結菜!」


「……誰かの声が聞こえる…この声は…よく知ってる声…」




頭がガンガンと痛む



確か…潜入捜査で、パーティー会場へ入ったものの何者かに背後から襲われ気を失ったんだった



此処は…何処?



コンクリートの壁に様々な機械があると言う事は…ボイラー室…?



盗聴マイクが粉々で無惨な姿になり落ちている。と言う事は…警察って事がバレたんだわ



私は何一つとしてミスしてない筈。なのに、どうして…気付かれたのだろうか



と言うか…矢斗?矢斗が近くにいるの?



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