トライアングル〜私を愛したふたりの暴走族〜
子どもはバイクの音が聞こえないのかサッカーボールを必死で追いかけてるし。



そう思った瞬間、体が勝手に動いていた。



私はとっさに子どもに駆け寄って自分の腕に包み込んだ。



バイクが子どもに気付いていたら危なくはないだろうけど、私は危ないと思ったの。



子どももバイクも何も考えなてないと思ったから。





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