同棲彼氏
お風呂は以外と広かった。そして、お風呂が沸かしてあった。



もしかして、真湖斗が?



真湖斗って、優しいんだ・・・。



服を買ってくれたり、暗いからホテルに泊まらせてくれたり(まぁ遅くなった原因は真湖斗だけどね?)お風呂沸かしてくれたり、譲ってくれたり・・・。


ちょっと惚れたかも。



私は遠慮なく、お風呂に入った。




お風呂から上がった。でも、下着が、さっき着ていた物を履かないといけないと思うとため息。やっぱり、無理矢理連れてきた真湖斗、嫌い・・・。




私は再びため息をついて、使用済みの下着を履いた。



ノーブラは構わないけど、ノーパンは・・・ねぇ・・・。



お風呂から上がった私は部屋に置いてあった浴衣を手に取ると、トイレの中で着替え始めた。普通の服で寝るのは嫌だ。



着替えた私はトイレから出る。



真湖斗は、そんなあたしをジッと見た。



「何?」

「ん~と・・・ちょっと可愛いかもって・・・」



私はそんな真湖斗に赤面。



「そういえば、お前の名前、何?」

「え?」

「え?って…。名前聞いてんの」



私はそんな事より、早く寝たい。



どうせ今日だけの中なんだから、いいと思うんだけどな・・・。



「内村 優美(ウチムラ ユウビ)だよ・・・」



あっ、言っちゃった。



「そんな事より・・・私、寝るね・・・」



私はストンと眠りに落ちた。



襲われる心配もあったけど、全然そんな事はなかった。



安心安心・・・。
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